STEP by STEP

毎年豪華なキャストと壮大なセットで楽しませてくれるＮＨＫ大河ドラマ。不祥事が相次いでいるＮＨＫに好感を持てないと思う反面、やはり大河ドラマは民放の時代劇とはレベルが違うな、というのも正直な思いです。衣装、背景、小道具、役者の立ち振る舞い、全てにおいて卓越していますから、時間を割いて見る価値は十分ありますねぇ。今年の『義経』も毎週楽しみに見ています。

大河ドラマの中でも、特に私が注目しているのはオープニングテーマ。ＮＨＫ交響楽団が演奏する素晴らしい音楽とその音色に合わせて流れる映像は、見ない年でも必ずチェックしているほど、私にとって芸術品なんです。そして今年のオープニング演奏にはちょっと特別な思いが・・

かの有名なピアニスト、ウラディミル・アシュケナージ氏（旧ソ連出身／1937年生まれ）が昨年、Ｎ響の音楽監督に就任したのです。ピアニストにとっても神様的存在の音楽家ですから、知った時には思わず耳を疑いました。『義経』のオープニングでは、そのアシュケナージ氏がタクトを振っているんですから、クラシックファンにとっては感動モノ。いつも録画で見ることが多い私ですが、今年はオープニングを飛ばしたことがまだ一度もありません。癒されるんです、とっても・・

初回から四分の一が過ぎて、ストーリーもいよいよ盛り上がってきました。頼朝が平家追討の兵を挙げ、来週はいよいよ頼朝と義経の対面です。今回の原作はよく知らないのですが、最後にはやはり「義経→チンギス・ハン説」に持っていくのかな・・？今後どんな演出・展開が待っているのか、毎週楽しみです。