2005/07/14

お気に入りのクラシック -ベートーヴェンのピアノソナタ-

クラシックをよく聞くという話はこのブログでもご紹介したと思いますが、今ベートーヴェンのピアノソナタを聞いています。交響曲はもちろん、ピアノやバイオリンの独奏が楽しめる協奏曲などのオーケストラも好きなのですが、やはり幼い頃から慣れ親しんできたピアノの音色はとても安心感がありますね。

思い起こせばピアノを習い始めたのは幼稚園の頃。当時我が家にはピアノがなく、親戚にもらったオルガンで練習していた記憶があります。ピアノを買ってもらったのは小学生になってからだったかなぁ。年に一回行われるピアノの発表会は、緊張しながらも可愛いドレスを着せてもらえるのが楽しみで、一生懸命練習していましたっけ。ピアノの先生にせっかちな性格を見抜かれていたのか、発表会にはいつもアップテンポの曲を選ばれてしまったんですよ。実際、速い曲の方が得意だったのですが(笑)。

私が持っているのは、CD10枚組のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(演奏:ウラディミール・アシュケナージ)。これ、私の中では家宝に近いです。クラシックに興味がある方は「え?アシュケナージのベートーヴェン?」と思われるかもしれませんね。アシュケナージと言えば、流れるように華麗なテクニックと繊細な表現力を持つことからショパンを弾く印象が強いからでしょう。誤解されがちですがベートーヴェンには非常に優雅で華麗な作品がたくさんあるので、一見ミスマッチを感じるベートーヴェンとアシュケナージという組み合わせ、実に新鮮で美しい響きを持った演奏を体験できるのです。

ピアノソナタは全部で32曲ありまして「熱情」「テンペスト」などタイトルがついた曲はどれも素晴らしいですが、中でも私が好きなのは、第14番嬰ハ短調「月光」と第8番ハ短調「悲愴」です。月光ソナタは昔よく練習していたのですが、第三楽章が鬼のように難しく、「ミスタッチが多くて聞き苦しい」と父にけなされていましたっけ・・ 今考えるとこの曲は近所迷惑だっただろうなぁ(苦笑)。悲愴ソナタはゆったりした第二楽章が有名ですが、私はタイトル通り「悲愴」を感じられる第一楽章が好きです。何故か悲愴ソナタは弾いたことがないので、機会があればぜひチャレンジしてみたいですね。

今気付きましたが、家宝だなんて言いながらバックアップをとってない!今度高級なCD-Rを買ってきて、10枚全て焼いておくことにしましょう。

16:01 | エンターテイメント> 音楽 | | コメント (0) | トラックバック (0)
TRACKBACKS
この記事のトラックバックURL:
COMMENTS
PLEASE SEND YOUR MESSAGE
コメントの受付は終了しました。
ありがとうございましたm(_ _)m




Movable Type 3.33-ja