STEP by STEP

長いこと「Longhorn」というコードネームで開発が進められてきた次期Windowsの名称が「Windows Vista」（ウィンドウズ・ビスタ）と発表されました。来年2006年中にリリース予定ということで、現在のクライアント用OSであるXPの発売からちょうど5年ぶりの新製品登場となります。Vistaには「未来への展望」という意味が込められているとのことですが、何かどっかの車屋みたいな名前で好感が持てない、というのが率直な感想。関係者の方、ご気分を害されたらスミマセン。イタリア語だなんて、ハイテク先進国の多いヨーロッパを意識しているの？・・とまた深読みグセが始まってしまいました。

詳しい仕様を語るほどの知識はありませんが、セキュリティ対策、インターネット閲覧環境の進歩が望めると思います。一番身近なところでは、Internet Explorerのバージョン7がタブブラウザとなって登場すると言われていますね。まぁ、NetscapeもOperaもFirefoxもタブブラウザなので特に目新しくはありませんが、いくつもブラウザが開いてしまう事態を回避できるので、一番ポピュラーなIEにタブが付いてくれるのは嬉しいです。

セキュリティは・・XP同様、犯罪者とのイタチごっこになるのは必定ですが、XPの「Service Pack 2」のように周辺機器やアプリケーションソフトの互換性に問題が出てしまうようなマイナーアップグレードは勘弁して欲しいですね。ちなみに私は未だにSP2を当てていません（苦笑）。

OSでRSSをサポートするというのも大きな売りの一つでしょう。ネット上に氾濫する情報を整理して、少しでも時間を節約するためにも嬉しい機能だと思います。実際の使い勝手や仕様は全然知らないのですが、Webサイトの管理者やブロガーはコンテンツに今以上の責任を持たないといけなくなりそうですし（←考えすぎ？）、Webサイトの構成自体もどんどん進化していくのでしょうね。

Windowsにずいぶん辛口だなぁと思われた方もいらっしゃると思いますが、何故か私は「XP Professional」の正規ユーザー（OEMではなくパッケージ製品を購入したという意味）だったりするんですよね、とほほ・・
新しもの好きなのでバージョンアップは楽しみですが、お金がかかること、ソフトの互換が心配なこと、カスタマイズが面倒なこと・・などなど悩みの種が増えそうなのも事実です。

※Microsoft Windows Vistaの紹介ページはこちらです。（英語版）