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さて事件は、静岡に豪邸を構える国友家の執事が小五郎に呪いを解いてほしいと依頼をしてくるところから始まります。国友家では2年前から、車のブレーキがきかなくなる、脅迫カードがポストに入っているなどの奇妙な事件が5回起こっており、当主はショックで心臓を悪くしてしまったそうです。この事件の起こった日というのは、タイトルの通り全て仏滅であることにコナンくんが気付きました。

さすがに三話モノだけあって登場人物が複雑、しかも何かしらクセのある人ばかり。先が長いのでざっと紹介しておくと、小五郎に依頼をしてきたのが執事である赤塚（50/M/几帳面）。運転手の綿引（28/M/潔癖症）とシェフの先崎波花（28/F/高所恐怖症）は親同士が親友だったため今でも仲が良いそうで、波花の母親である先崎茂子（52/F/先端恐怖症）はハウスキーパーをしています。そして当主の国友淳大（56/M）、妻の安栄（42/F）、安栄の学生時代の友人でありセキュリティ会社を経営する関口（43/M）、こんな感じです。

しかしあの指紋照合付きのセキュリティはすごいですね。確かに今では珍しくないのでしょうが、実際に使ってみたことがないので興味深いなぁ。こんな物々しい警備をしているのも、一年前に送られてきた「我が目覚める前に罪を悔い改めよ　我は五人目の魂」という脅迫カードのせいであり、国友と安栄、そして関口にはどうやら心当たりがある様子。そして、ちょうど前回の事件から半年後の仏滅に当たるこの日、国友と妻が運転手と共に病院へ行っている間に関口が3階のベランダから首を吊っているのが発見されました。彼の衣服からは「13年前の罪ここに償う」というカードが…（コナンくん、また漁っちゃったのね）　ＥとＮが時計に刻まれているのが気になりますが、そう、普通は方角ですよね。でもそれだと位置が合わない。「ってことは！」ってコナンくん、一人で納得しないでよ〜。

その13年前の心当たりというのは、国友家の面々で旅行した際の海難事故ですか。その事故で、国友・安栄・関口だけは助かったということなので、亡くなった遺族による復讐と考えるのが妥当です。うーん、昔あった「資産家令嬢殺人事件」を彷彿とさせますね。あの時は確か被害者の恋人が犯人だったぞ。今回、「我は五人目の魂」という文言から事故の被害者は4〜5人と考えるのが無難だと思います。

使用人の人物関係を考えてみると、波花の父つまり茂子の夫は事故死したという話なので、海難事故の被害者と考えて良いのでは？綿引も父の跡を継いでいるらしいので、彼の両親も被害者と推測することにしよう。あとは執事赤塚のお子さんとか？そう考えていくと使用人の誰かが怪しいということになりますが、死亡推定時刻に車を運転していた綿引は白かな。ん、でも時間差トリックなら逆に彼が一番怪しい。手袋をしていたことと、Next Conan's Hintの「指紋」との関係が気になりますから。波花さんは高所恐怖症で3階のベランダでの犯行が出来るとは思えないし…

まだ決め手に欠ける状態ですが、使用人たちの独特な性癖がどこかに絡んでいそうなことは確かです。そういえば静岡県警の横溝警部、久々の登場ですね！