2006/02/16

お気に入りのクラシック -ショパンのワルツとエチュード-

昨日に引き続き音楽の話、今日は久しぶりにクラシックの登場です。ショパンの円舞曲(ワルツ)と練習曲(エチュード)はピアノを弾く人でなくてもどこかで耳にした事のある有名なピアノ曲集。前にクラシックの記事を書いた時も痛感したのですが、最近のCDってのは名曲集とかオムニバスが多くて、「ショパン エチュード」などで検索しても全曲集がなかなか出てこない!いいとこどりしたい気持ちは分かるけど、省かれてる作品に好きな曲があったら悲しいな。

さて、気を取り直して。ショパンのピアノ曲は繊細でドラマティックで旋律が美しい点ではピカイチなのではないでしょうか。ワルツは中村紘子さん演奏のCDを持っていまして、「小犬のワルツ」など昔よく練習した思い出深い曲がいくつかあります。あまりポピュラーではありませんが、一番好きというかきちんと弾いてみたいのは「第14番ホ短調(遺作)」なんですよ。楽譜もちゃんと持っているし、半分くらいまでは練習した曲なのですが、最後まで弾ききるところまでは到達していません。それにしても三拍子って、長調短調にかかわらず聴いていると気分が軽やかになる!さすが円舞曲です。

エチュードの方はこのブログでも何回か話題に上っている天才ピアニスト、アシュケナージ氏演奏のCDで、もう何回聴いたか数え切れないくらい大好きな曲集です。Op.10とOp.25の各12曲、全24曲が収録されていますが、現在のエディションでは三つの新しい練習曲も追加収録されていました。まあ、エチュードは難易度が高すぎて私には高嶺の花なんですけど、それでも全音のエチュード集の楽譜をちゃっかり持ってるところが何とも怖いもの知らず(笑)。できることなら「牧童」と「黒鍵」を満足に弾きたいです。この楽譜を初めて手にして、譜読みしながら弾いてみた時の感動は忘れられないなぁ。頭の中にある有名なメロディーが、自分の弾くピアノの音で再現されるという体験は、ちょっと言葉では表現できない感覚なんです。私にとってこの感動は、ピアノを弾いていて一番楽しいと感じるポイントかもしれません。

少し話が逸れますが、トリノ五輪でいよいよ注目のフィギュアスケートが始まっていますね。今シーズンの荒川静香選手がショパンの「幻想即興曲」を使ってたんですけど、あれ聴いた瞬間に私、ずっこけました。アレンジに何の楽器を使ってるんだろう?多分、弦楽器とブラス系だったと思うのですが、軽やかに広がるはずの音符がドタドタな感じになってしまって全くいただけません。やっぱり幻想即興曲はピアノの音色だからキレイなんですよ。五輪では曲を変更したらしいので、これで安心して観戦できるぞ(笑)。

ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番ハ短調」も大人気で、今シーズンは高橋大輔選手と村主章枝選手がそろって選曲。アルベールビル五輪で伊藤みどりさんが銀メダルを獲得した時の曲なので、日本人選手にとっては縁起がいい曲と言えそうです。フィギュアスケートは、クラシック・バレエ・オペラからの選曲が多いので、演技に合わせて音楽を聴くのも楽しみの一つです!

17:37 | エンターテイメント> 音楽 | | コメント (0) | トラックバック (1)
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クラシックのネタ from ネタ蔵 [2006/02/16 18:50]
クラシックのネタを追いかけるヨ!
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ありがとうございましたm(_ _)m




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