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レギュラー陣は、コナン、元太、光彦、歩美、高木刑事。真中さんという男性が、ビルの上から鉄骨が落ちてきたのを避けた衝撃で記憶喪失になってしまったという設定でした。荷物を調べたら中からロープ・軍手・遺書などが出てきて、自殺をするつもりだったのかと焦る一同ですが、軍手を見て不審を抱くコナンくん。本当は、唯一の血縁であるお金持ちの伯父を殺害する計画であり、記憶喪失も演技だったのです。

作画や演出が唐突でまとまりがなかった割には、ストーリー運びはなかなか面白かったと思います。事件を阻止するために燃えている少年探偵団はちょっとクサイ展開で、こういう夢のある作品はぜひ子供達に見てほしいですねぇ。伯父さんが真中さんの絵描きの夢を陰ながら応援していたというのも泣ける話。コナンくん以外は、最後まで真中さんが自殺するつもりだったと信じてたのですね…伯父さんはうすうす気付いてたみたいですけど。

札束を目の前にした時の借金取りのリアクションにはウケました。法定外の金利で貸し付けてないか調査すれば、高木刑事、意外なお手柄になったのでは？さらに、鉄骨を落としたクレーンの方も厳重に取り調べてもらわないと困りますね。事件よりもそっちが気になってしまいましたよ。

次回 ： 迷宮への入り口　巨大神像の怒り（再放送／60分スペシャル）
デジタルリマスター版の再放送だそうです。こりゃまた懐かしいですねぇ。コナンにしては異色な雰囲気だけど、登場人物それぞれの思惑やトリックが見どころな作品です。