2006/07/13

映画『M:i:III』

2006年7月8日に公開となった『M:i:III(ミッション・インポッシブル3)』を観に行きました。悔しいことに2作目をまだ未鑑賞。3の公開までにDVDを観ておこうと思ったのに実現できず、楽しみが半減しないかと不安でしたが、基本的に作品ごとに完結するタイプなので十分楽しめました。以下、いつもの通りネタバレしない程度に感想を書いてみますね。

もうとにかくものすごいアクションに圧倒されっぱなし!2時間ほどの作品ですが、最初から最後までド派手です。ただ私としては、アクションより1作目のようなサスペンス性を期待して観に行ったので、謎めき度はちょっと物足りない感じを受けました。いや、でもこういう系も嫌いな訳じゃないし、アクション映画としてはとても面白いですよ。窓ガラスともども部屋が吹っ飛んだり、橋上にミサイルやマシンガンの嵐が襲ってきたり、高層ビルから飛び降りたりと息もつけない迫力でした。

トム・クルーズは特に好きな俳優ではないんだよなぁ。今回、イーサンとジュリアの愛が大きな焦点となり、彼女に向かって「僕を信じてくれ」を連発するんですけど、女性への一途な愛を語るこの手のストーリーはトムがやっても全く説得力がないな…と緊迫したシーンの中、苦笑いしてしまいました。こういう公私混同的な思考はタブーなんですけどね。もちろん映画の中のイーサンは、強くて勇敢で優しさに溢れた男として、文句なしに演じられていましたよ。

イーサンが教え子にスパイ訓練をしている回想シーンがとても印象に残りました。死んでしまう者とその人に思いを馳せる者、つらすぎますよね。スパイの世界は日常生活では考えられないくらい残酷で、こういうのを見るたびに人間とは醜いものだなと思い知らされます。Webサイトに「シリーズ中いちばんスパイらしい映画」とありましたが、観てみると「なるほど」と思えるかも。

黒幕ももうこれスパイ大作戦の定番で(おっとネタバレ寸前か?)、“あの人”と思わせといて“あの人”ですからねぇ。しかも“その人”をやっつけちゃうのが“あの人”ですからねぇ。まさに映画らしい展開でいいんじゃないかな。個人的には、いかにもアメリカらしい黒幕の動機に「ほぉ〜」と感じ入ってしまいました。私が勝手に期待していた謎が謎を呼ぶような展開にこだわらなければ、スリリングで分かりやすいスパイアクションだと思います。

ラストシーン、もう続編は出ないぞと言っているように感じましたが、はたしてどうなんだろう?お馴染みのテーマ曲も大音量で長々と聞いてしまったためか、当分頭の中を回っちゃいそうな気配ですよ♪

08:52 | エンターテイメント> 映画 | | コメント (0) | トラックバック (2)
TRACKBACKS
この記事のトラックバックURL:
M:i:III from 【axe.com】 [2006/07/14 16:53]
邦題:M:i:III 原題:Mission: impossible III 監督...
M:i:III from 瑞原唯子のひとりごと [2006/07/13 23:36]
監督:J.J.エイブラムス 出演:トム・クルーズ    フィリップ・シーモア・ホフマン    ヴィング・レイムス    ビリー・クラダップ    ミシェル...
COMMENTS
PLEASE SEND YOUR MESSAGE
コメントの受付は終了しました。
ありがとうございましたm(_ _)m




Movable Type 3.33-ja