STEP by STEP

先日、宇多田ヒカルの4thアルバム『ULTRA BLUE』をレンタルしました。6/14にリリースされたアルバムで、まだ4枚目ってのが驚きのような気もしますが、それもそのはず。2002年に発売された『DEEP RIVER』以来、日本では実に4年ぶりのアルバムなんですよね。

聴いてみて並々ならぬ完成度だと思いました。シングル曲が5つも入っていると知ってさらにビックリ。多分、『日曜の朝』とか『WINGS』とか、クセのない曲がうまくアルバムをまとめ上げているのでしょうね。残りあと一曲というところで間奏が入るところもニクイんですよ。『Be My Last』で締めくくってもいいのに、アンコールをもらって最後に『Passion』を歌います…という風にも受け取れて、完全に宇多田ワールドにはまった気分。

『COLORS』の歌詞がすごくいいですよねぇ。色と共にいろんな光景が広がっていて、それが限りなく前向きなところが上手いなぁって感心しちゃいます。訳あって（CM関連）悪い印象がこびりついている歌だったのですが、そのことは忘れてあげてもいいよと言いたくなるほどの良曲でした。ブラボー♪

ジャケットの真っ赤なドレスと「ULTRA BLUE」というタイトルがどうもしっくり来ないと初めは思いましたが、CD本体は青いドレスで写っており、インパクトを強める効果を狙ったのかと納得。でもドレスの色は全部レタッチなんだろうな…歌詞カードにも、緑・オレンジ・紫など色違いのドレスに身を包んだ姿があります。単純だけど印象は強烈で、こういうアイディアは結構好き。本物はやっぱり赤かな。