2006/08/11

アスファルトの遊び場 その2

昨日に引き続き、都会のアスファルトの上で遊んでいた幼少期の話です。実は、思いっきり怒られながらもどうしてもやめられなかった遊びがあるんですよ。今思うと何てことをしてたんだろう…と反省しきりなのですが。

近所の仲間で「おてんばクラブ」という変なチームを結成してまして、一番年上だったためか私がリーダーってことになってました。活動内容は主にブロック塀の上を歩くというもの。家と家が非常に近く、境界にブロック塀がはりめぐらされている環境で育った人なら経験があるかもしれません。ブロック塀の高さは2メートル弱かな。下の方に飾りっぽい穴があり、そこに足をかけてよじ登るわけです。

ブロック塀を伝っていくと、あら不思議。思いがけない所に出るじゃないですか!こことあそこがつながっていたなんて!といった感じです。塀が途切れると下に飛び降りてよその家の裏庭を通ったりするため、見つかると住人に猛烈に怒られました。それでも「ここを進んだらどこに出るんだろう?」という幼い好奇心は、決してくじけることなどありませんでした(笑)。お気に入りルートがいくつかあって、飽きもせずにブロック塀を行ったり来たりしたものです。今考えるとかなりの危険を伴うし、プライバシー的にもマズイですよねぇ。面も割れてたはずなのですが、昔の大人はみんな寛大だったのかなぁ。

この際だから白状しちゃいますが、もっとマズイ話もありまして…。ピンポンダッシュ、やったことあります。郵便受けに石を入れたこともあります。本当にごめんなさい。もちろん悪気なんて全然なかったんですけど、自宅より少し離れた家を選んでたところに防衛本能が見えてあくどいことこの上ない…。言い訳しておくと同じ家を何回も狙うことはなかったし、この遊びは割とすぐにすたれました。被害を受けた皆さま、この場を借りてお詫びいたします。じゃ、この話題は打ち切りということで(汗)。

そうそう、付け加えておこう。私には弟がいますが、歳がかなり離れているのでおてんばクラブには引きずり込んだりしてないですよ。まだよちよち歩きでしたから。思い出すとニヤけちゃうくらい、もう可愛くてしょうがなかったです。

こんな風にいろいろな遊びをして楽しんではいましたが、やはりもう少し自然の多いところで育ちたかったというのも正直な思い。山を走り回って自然とたわむれていれば、もっと運動神経がよくなったかもしれないし、極度な虫嫌いになることもなかったかもしれません。自慢じゃないけど、未だにバッタとカマキリの区別がつきませんからね。さらに夏場になると光化学スモッグ注意報が出て、放課後の校庭開放がなくなったり、外に出てはいけない時間帯があったのも日常生活の一部だと思っていました。

ただ、そんな環境の中であっても、子供って楽しい遊びを求めるものなんだということを伝えたかったわけなのです。大人になっていろいろな環境で育った人と話をしていると、ついつい自分が損したような気分になってしまうのですが、これも個性の一つだと思って自信を持つことにしますよ。

あ、最後にとっておきの遊び場をご紹介しましょう。休みの日に父がよく連れて行ってくれた大好きなスポット…高層ビルの最上階です。おかげで私の辞書に高所恐怖症という文字はありません。おてんばクラブでもそこそこ高い所で活動してたわけですしね!(笑)

09:19 | デイリーライフ> 雑記 | | コメント (0) | トラックバック (0)
TRACKBACKS
この記事のトラックバックURL:
COMMENTS
PLEASE SEND YOUR MESSAGE
コメントの受付は終了しました。
ありがとうございましたm(_ _)m




Movable Type 3.33-ja