2006/09/30

「名探偵コナン」の謎に迫る その2 -黒の組織の目的-

決して忘れていたわけではありませんが、なぜか書く機会を逸していました。「名探偵コナン」の謎に迫る その1に続き、いよいよ続編の登場です。明後日の夜には「コナン祭り」も控えていることですし、ここで黒の組織の目的をおさらいしておくのもいいかも!?

今回はコナンに身近な人物を分析することになっていましたが、実は周りにいる人みんながみんな怪しく見えてしまい収拾がつかない状態。そこで、ここはひとつ視点を変えて、黒の組織は一体何をしようとしているのか、を考えながら少しずつ整理していこうと思います。長ーいですので、お時間がある時にでも読んでみてくださいませ。

<追記>大事なことを書き忘れましたが、TV放送範囲内での分析です。アニメになっていない部分のネタバレなどはどうかご遠慮くださいね。

■黒の組織の目的って?
黒の組織の目的については今までに出た事実からある程度推測できるので、重要キーワードとなりそうなものを以下に挙げてみます。

  • 灰原は変な薬を作らされていた。その薬アポトキシン4869を飲んで、新一も灰原も幼児化してしまった。(第129話『黒の組織から来た女 大学教授殺人事件』)
  • システムエンジニアの板倉氏はシステムソフトの制作を依頼された。板倉氏は人類のためを思ってその開発を断念した。(第307〜308話『残された声なき証言』、第309〜311話『黒の組織との接触』)

灰原が作っていた薬というのは、不老不死に関連するものではないかと推測できます。第222〜224話『そして人魚はいなくなった』にて、不老不死で有名な人魚伝説のある島へ組織が訪れていますしね。名簿に「宮野志保」「魚塚」という名前があったので、少なくともウォッカと一緒に来たのではないかと。(ウォッカ、お茶目すぎだよ^^;)

ソフトの内容については明らかになっていませんが、板倉氏が日記に書き留めていた言葉にはハッとさせられました。
「時の流れに逆らって死者をよみがえらせようとしている」
黒の組織が板倉氏に言ったというこの言葉、組織の目的を全てを物語っているような気がします。声の主は高圧的な女性だったそうですが、それってベルモットなのか、別の女性なのか、そのへんも気になるところ。

■何を作ろうとしているのか?
不老不死あるいは蘇生を「薬」で実現しようとしていた組織が、いきなり「システムソフト」の開発に方向転換したのはどういう意味なのでしょう。ハイテクを使って「時の流れに逆らって死者をよみがえらせる」手段といえば…何なんだ?

私が思いついたのはタイムマシンくらいです。ソフトだから、それに搭載するプログラムってことで。黒の組織の目的はタイムマシンだった…なんてこと、ありえるでしょうか。

■いつから研究をしているのか?
第130〜131話『競技場無差別脅迫事件』で灰原が心の中でこうつぶやいています。「工藤くん、あなたは夢にも思っていないでしょうね。あなたが既に、われわれ組織が半世紀前から進めている秘密プロジェクトに深く関わってしまっているなんて。」

つまり50年ほど前からってことになります。50年って相当前ですし、50歳を超えている登場人物ってそうそういないんじゃないかな。そう考えていくとだいぶ絞れるような絞れないような…もちろんその人物も薬で若返っている可能性は大ありですからね。ちなみに、灰原は両親の研究を受け継いで薬を作っていたという設定です。

■誰をよみがえらせたいのか?
黒の組織のボスには何を犠牲にしても生き返らせたい人がいる、これは重要なポイントになりそうです。それが誰を指しているのかが分かれば、ボスの正体にたどりつけるかもしれません。研究を始めたのは50年前…50年前に何らかの悲劇で大切な人を失くしてしまい、組織を結成して研究に乗り出したということなのでしょうか。よみがえらせたい人って一体誰なのか、ここまでさかのぼると全く見当がつきません。

■時の流れに逆らった罰とは?
前述した第130〜131話『競技場無差別脅迫事件』にある灰原のセリフも要チェック。「時の流れに人は逆らえないもの。それを無理やりねじまげようとすれば、人は罰を受ける。」

コナンもこの言葉を思い出して頭を悩ませていましたが、罰って何なのか、罰を受けた人は誰なのかも気になります。組織にいながらその目的を憎んでいるベルモットなのかもしれませんけど。以前、ベルモットに関する考察にも書きましたが、相当不幸な身の上なので。

■ボスは身近なところに!
黒の組織のボスは案外身近なところにいると考えている人は多いでしょうし、多分それは間違いないんだろうと思ってます。

そう断定しうる根拠は、第394〜396話『奇抜な屋敷の大冒険』で飛び出した灰原の爆弾発言からも明らか。ボスのメールアドレスが分かったと話すコナンに灰原が忠告したシーンは印象的でした。「ただでさえ信じがたい人物が浮かび上がってくるかもしれないんだから」…これを聞いてコナンは驚き、灰原にボスが誰か知っているのかと詰め寄りますが、かわされてしまいます。知ってるんでしょうねぇ、彼女は多分。

候補はいますよ。今の時点でいちばん可能性があるのは阿笠博士なんでしょう。独り身で過去が語られることも少ない人ですから。でも私はあえて工藤夫妻(特に有希子)なんじゃないかと思ったりもしてますし、実は灰原の両親(もしくはどちらか)が生きているとも思ってますし、コナンが妙に警戒している妃英理も、とてもそんな器には見えない毛利小五郎も、さらに…ってもう!!誰もかれも怪しく見えてダメだこりゃ…


ご覧の通り頭が混乱しているので、またストーリーが進展して何か思いついたら語らせてもらうことにします。まとまりのない記事ですみませんが、ほんの少しでも皆さんの推理の手助けになったのであれば、とても嬉しく思います。

18:45 | 名探偵コナン> 考察&雑談 | | コメント (2) | トラックバック (1)
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服部平次の黒への伏線疑惑 from F.I [2006/10/01 22:19]
前々からひっそりと平次について囁かれていることがあります。 それは、 「平次は黒の組織か?」 たまに小説で彼が裏切るネタを見かけ...
COMMENTS
Kirappy [2006/10/04 08:20]

▼ヨシナさん
こんにちは!今回はこちらからも送らせていただきました〜お気遣い感謝いたしますm(_ _)m 読んでくださって嬉しいのですが、きっとヨシナさんが熟知されてることばっかですよね(汗)

>魚塚の隣に黒澤陣という名前が
そうなんですかっ?確か魚塚の隣は画面が切れちゃって見えないんですよ。ってことは3人で人魚伝説の調査に出かけたんでしょうか。面白すぎ!

>自分としては宮野厚司を推したいところです
なるほど…。お母さんはテープを残して他界してるって考えてもいいですが、お父さんは全く謎ですよね。阿笠博士と知り合いらしいってのも引っ掛かるし…。灰原周辺がキーポイントになるのは間違いないですね!

yoshina [2006/10/03 22:20]

こんばんわ!ヨシナです。
コナンの謎第二弾が載せられたようなので、早速
TBさせてもらいました。あ、今回はちゃんとアニメまでのネタを書いた日記にリンクさせてもらいましたので、ネタばれは大丈夫です。(笑)
人魚の島での名簿には、魚塚の隣に黒澤陣という名前が
書いてあるそうですね。某ファンブックで青山さんが言っておられましたが。2人ともお茶目だ・・!
ボスは本当にわかりませんね。自分としては宮野厚司を推したいところです。灰原の「ただでさえ信じがたい人物が浮かび上がってくるかもしれないんだから・・」というセリフにぴったりくるような気がしてならないんです。

それでは、長文失礼いたしました。

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ありがとうございましたm(_ _)m




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