2007/03/15

映画ドラえもん『のび太の新魔界大冒険』を鑑賞

映画ドラえもん『のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』(3/10公開)を観に行きました。何を隠そう、私はドラえもんが大好きなんですよ。今は見たり読んだりしていないので、大好きだったと言った方が正しいかな。

1984年に公開された元祖『のび太の魔界大冒険』は、私が初めて自発的に観に行った映画だったと記憶しています。幼なじみの友達もドラえもんが大好きで、この魔界大冒険から10年近くにわたり、毎年ドラえもんの映画を観に行くのが恒例イベントになっていました。まぁ、いい大人になってからは行かなくなっちゃったんですけどね(笑)

ちなみに元祖魔界大冒険は映画シリーズ5作目になりますが、ドラえもんの映画の中で一番好きです。あらゆるジャンルの映画を含めても、好きな映画ベスト3に入るかもしれません!そんなこともあって、このリメイク版は観ずにはいられなかったんですよ。以下、感想を載せますが、元祖と比較する部分で多少ネタバレ(まではいかないと思う)があるかもしれないのでご注意を。

新生ドラえもんが誕生してからほとんど触れる機会がなかった私にとって、まずカルチャーショックが来ましたねぇ。声になじめない、作画になじめない、作風になじめない。それでも声優さんはしょうがないと諦めてます。これだけのロングラン作品なので、世代交代していくのは当然ですものね…でも、作画と作風はやっぱりバリバリ違和感ありますよ。どうしてあーゆータッチの絵になったのでしょう?輪郭が太くてやけにリアルな感じなんです。作風の方は、何ていうか、表現が大げさになりすぎて見ていてちょっと疲れます。

それでもこの映画に関しては、元のストーリーが秀逸なので何をどうやっても面白い!思わずこんな世界もいいかもと思っちゃう魔法世界の描写と、魔界へ乗り込むという冒険性と、時空間を越えて起こる悪魔とのバトルなどなど、これらがものの見事に調和してスケールの大きい作品になっている点では、決して子供向け作品では終わらせられない魅力があります。

元祖は90分くらいの映画なのですが、リメイクでは120分弱。この違いは、ある設定というかエピソードが新しく追加されたことにありました。確かにより感動するように作られていて、私もいい歳して映画館でポロポロ泣いてしまいましたが、個人的には元祖のままでもいいような気がします。だってあれじゃあ、美夜子さん一家が悪者みたいじゃん!

冒頭で美夜子さんと満月博士が出てくるシーン、あれは元祖にはありませんでした…おっと、今回のリメイク版ではどういうわけか満月博士→満月牧師になってましたっけ。魔界歴程についてはもともと満月博士が持っており、途中までしか解読できていなかったのを冒険後半になってドラえもんたちが翻訳こんにゃくで解読するんです。当然、魔界歴程を洞窟に取りにいくシーンも追加ですよ。

悲しかったのは、魔界に乗り込んでから大魔王の城に着くまでのさまざまな冒険が大幅カットされちゃったことです。歌う人魚の島&ハイエナがうろつく平原を超えるシーンはこの映画の中でもイチオシだったのに!!特に人魚の島の印象は強烈。どうやってあんなにミステリアスな雰囲気を醸し出せるのか、脱帽しちゃうほどなんですから。もったいないし残念な限りです。

とまあいろいろ言いたいことはありますが、元祖を超える映画ではなかったというのが私の評価であり、自分の中ではちょっと安心した面もあります。

昨年観ようと思って観れなかった『のび太の恐竜』のリメイク版もぜひレンタルしてみよう!っていうか、これからしばらく映画ドラえもんはリメイクで行くんですか?(笑)それなら制作委員会さん、次は『海底奇岩城』(4作目)がいいと思いますよぉ。あれも魔界大冒険に負けず劣らず壮大で泣けますから。

その他、いい大人なのがバレバレな一言!

★映画の中にエスパー魔美ネタが出てきましたが、あれ分かる子供はいないだろうなぁ。完全に親世代向けと思われます(笑)私も大好きでしたよ、魔美ちゃん。漫画全巻持ってるし♪

★主題歌になっているmihimaruGTの『かけがえのない詩』はいいですね!でもキョンキョンの『風のマジカル』にはやっぱり及ばない。ビデオでは差し替えられてしまったことで有名な幻の主題歌です。あれを映画館で聴いた私は相当運がいい!?

映画ドラえもん のび太の魔界大冒険
映画ドラえもん のび太の魔界大冒険
(1984年公開の元祖魔界大冒険です)

17:36 | エンターテイメント> 映画 | | コメント (0) | トラックバック (0)
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ありがとうございましたm(_ _)m




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