2007/04/20

国民投票法案に思う

旅に出ていたことを記事にしましたが、実はこの旅行中、インターネットを見るのをやめよう!ということでパソコンを持って行きませんでした。仕事メールのみケータイで受信してましたけど、事前に「一週間ほど休みますので…」と念入りな根回しを断行。それに加えてテレビも一切見なかったんですよ。下手にプロ野球結果とか見ちゃうと、不機嫌になることが多々あるので(苦笑)

そんなこんなですっかり社会情勢に疎くなった私でしたが、帰ってきて国民投票法案が衆議院を通過したことを知り、心底驚いてしまいました。こういうことだけは対応が早いですよね…統一地方選挙が終わったから速攻で着手という感じでしょうか。全くもってチェック不足でした。

私が説明するまでもありませんが、国民投票法案は憲法改正について国民投票を行う際の規則を決める法案。制定以来、憲法が改定されたことがないので、具体的なことが決まっていないわけですよね。我が家にあるポケット六法(実は昔、法学をほんの少しだけかじったことがある、加えて弟が法学部卒だったりする…関係ないし)を見てみると、日本国憲法の第96条には次のように書かれています。

この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。(「日本国憲法 第96条 第1項」より抜粋)

国民投票法案が成立すれば、あとは憲法改正案を上記の手順で進めていけるという認識でいいんでしょうか?今のところメディアでは今会期中に成立する見通しとしていますが、この法案は公布から施行まで3年を要するとかで、歴史的な国民投票が行われるとしても早くて2011年になるそうです。政局の変化でいろいろ紆余曲折もあるんでしょうけど。

どうなんでしょう…本当に憲法を改正するべきなのかどうか、実際のところ私はまだはっきりとした意見を持っているわけではありません。最重要の9条についても、海を挟んだすぐ向こうに恐ろしい国が存在している現実を見ると、自衛隊の権限を広げる必要があるという見方も確かにできます。しかし、その後どんどんエスカレートしていったら日本はどうなるんだ?戦争を知らない私たちの世代はみんな、自分の大切な家族が徴兵されるかもしれないなんて想像できないし、想像したくもないでしょう。

それでも憲法改正を望む声は多いと聞きますが、私も私なりに納得できるように少しずつ勉強していかなくちゃなぁ…と思ってます。あくまでも民放や新聞社などに惑わされることなくグローバルに客観的な視点で。非常に難しい問題ですけど、日本国民である限り、逃げることはできませんよね。

09:52 | デイリーライフ> 時事 | | コメント (0) | トラックバック (0)
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ありがとうございましたm(_ _)m




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