2007/05/25

ふるさとに納税したい?

最近よく耳にする「ふるさと納税」という言葉。東京に本社がある会社が多いため、人もお金もどうしても東京に集まってきてしまい、地方財源がどんどん苦しくなる…という現状を打破するために提案されている制度です。住民税の一部を自分が生まれ育った都道府県に納めることができるんだとか。生まれ育った=義務教育(小学校・中学校)の9年間という定義だそうです。

初めに知った時はものすごくいい案じゃないか!と思ったんですよね。大都市で働いて、大都市に税金を納めている人は多いですけど、その人材を育てたのはふるさとなんだから少しは還元しなさい、という発想。おー、理に適ってるよ!でも実際にはそんなにキレイな話のまま進むわけがなく、無意味な公共事業に使われたり、一部の政治家が得するような制度になったりする懸念がつきまとうのが現実です。

その懸念は横に置いておくとして、どうせやるなら住民税なんて言ってないで、所得税から取るくらいの制度にした方がいいんじゃないでしょうか?住民税はあくまで住んでる所に納めるための税金ですものねぇ。まぁこの制度自体、実現するかどうか分かりませんし、これから内容も調整されていくのかもしれませんけど。世論的には結構ウケがいいって本当かな?

もし実現してふるさとにも納税できるようになった場合、東京で生まれ育った私は全く意味がないですな。義務教育の期間って東京7:神奈川2なので、ほぼ東京に持って行かれることになりますから…

ところが対照的なのが私のダンナで、ニュースを見ながらこの話が話題になった時、「複数の都道府県に住んでいた人は、期間が長かった上位2つになるらしい」と聞いて頭を抱えていました。いつどこに住んでいたか思い出すのが大変だそうで…ここまで来ると、同じ税金でも納税のしがいがあるってもんだと思ってしまいました。

みなさんはふるさとに納税、したいですか?

07:36 | デイリーライフ> 時事 | | コメント (2) | トラックバック (0)
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COMMENTS
Kirappy [2007/05/28 07:08]

▼koyさん
どうも、こんにちは〜
そうですね、同じ額を払うなら少しでも自分の育った所に…って思うのは理屈的にも人情的にも当てはまってますよね。

>無駄なことに使用されていないのか
いやー、無駄だらけでしょうね(-.-;
あらゆる公務員の方々の意識改革から徹底的に進めていかないと、どうにもならない気がします。既得権者はなんだかんだと反対するでしょうけど…

>年金記録問題
熱くなられるのも分かりますよ〜ホントひどいし!
この国の年金の仕組みってあまりにも煩雑で、調べても調べても釈然としない部分がたくさんありますよね。だから、今回みたいなことも十分起こりうるって前々から思ってました。自分の年金手帳は自分で理解して管理しないと…って実感してます(T_T)

koy [2007/05/26 19:36]

「ふるさと納税」ですか…。
支払わなければならない税金であれば、その内の何%かだけでも、ふるさと呼べる場所に充てる。
その内容だけを見ますと、良いアイデアだと思います。

しかし、最終的に行き着くところは、その前に
税金は一体何に使用されているのか?
無駄なことに使用されていないのか?
を明確にして欲しいです。

最近、「年金記録問題」と言い、国のずさんな管理体制が問われています。
こんな事では、納税する国民の信頼度は低迷するばかり、しっかりして欲しいものですね。
※久しぶりに熱くなってしまいました。

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ありがとうございましたm(_ _)m




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