2007/08/09

アジアの時代到来

先日、友人のバトラーくん(もちろんHN)より久しぶりの経済コラムが届きました。私が運営している「バトラーくんの経済論」向けのコラムで、実に1年ぶりの更新となりました。いつも読むと青ざめる記事を書いてくださって嬉しい限りです。

今回は、今まで世界経済をけん引してきた米ドルもそろそろ限界に近いのではないか、というテーマの記事なんですけど、残念ながら私はこっち方面に精通していないので、評論の援護射撃はできそうにありません。ただ、世界経済がアジア抜きでは考えられなくなっているという流れについては大いに共感できます。今回の記事の中に「中国が世界の覇権を取る、というのもあながち夢想とは言い切れません」というくだりがありますが、実は私はほのかにこの思想の信者かもしれません。

ここからは私の主観が入るので話半分に聞いてもらいと思いますが、日本人の皆さん、中国をあなどってはいけませんよ。長い歴史を見ても、中国が他国から見下されている時代なんて、ほんのここ一世紀くらいじゃないですか。広大で豊かな自然、肥沃な土壌、場所にもよりますが概ね温暖で生活しやすい気候、加えてなりふり構わずに繁栄をめざしていく中国人特有の気質って言うんでしょうか…抽象的な言い方になってしまいますが、人間として、しぶとくて強いというイメージがありません?われわれ日本人が持つ細やかさや慎ましさを誇らしく思う半面、中国のこういう強さを見ると、つい羨ましいなって思ってしまうんです。

私の愛読書が三国志だという話を以前したと思いますが、一言でいうと、日本にはない壮大さに惹かれてるんだと思います。国が広い、戦場も広い、兵士の人数なんかもケタ違いで、人物像も実に幅広い…もちろん史実を脚色したフィクションですから面白くて当然とはいえ、何てダイナミックな話なんだろうと。ちなみに諸葛孔明を心から敬愛してるんですが、これ話が長くなるのでやめておきます(笑)

さあ、北京五輪まであと一年。中国人のマナーが大きな問題になっていますが、もし五輪開催国として立派に務めを果たせれば、世界に向けてこれ以上のアピールはないでしょう。中国政府もこのことを熟知しているでしょうから、国民への指導に躍起になっているはずです。

中国のみならずインドでも日本の大企業が進出するなど、めざましい発展を見せています。これからはアメリカやヨーロッパではなく、まさしくアジアの時代なんだ…そんな予感がしている今日この頃、かつて経済一流と言われたこの日本は一体どこへ向かっていくのでしょうね。日本人として、日本国への誇りだけは失いたくないものです。

15:01 | デイリーライフ> 時事 | | コメント (0) | トラックバック (0)
TRACKBACKS
この記事のトラックバックURL:
COMMENTS
PLEASE SEND YOUR MESSAGE
コメントの受付は終了しました。
ありがとうございましたm(_ _)m




Movable Type 3.33-ja