2007/12/21

名探偵コナンドラマスペシャル第2弾『工藤新一の復活!黒の組織との対決』

すっかり遅くなりました…コナン実写ドラマ第2弾をようやく観ましたので感想でも。いやー、どうなんでしょう、ドラマとしては普通に面白かったんですけど、人間関係や設定面で妄想入りすぎてた感があるなぁという思いを持ちました。謎解き面は置いておいて、キャスティングや設定を中心に書かせてくださいませ。

いきなり蔵之介さんが登場!本来はめちゃめちゃシリアスなシーンなのに、最初から吹き出してしまいました。やっぱジンって異様ですよ。誰がやっても違和感あると思うので、最近すっかり三枚目が定着してしまった佐々木蔵之介さんをキャスティングしたのは、ある意味大正解かもしれません。最後まで存在感ありましたし、これを見れただけで今回は満足とも言えそうです。

子役のコナンくん&哀ちゃん…高山みなみさんと林原めぐみさんをそのまま声優として使ったのには驚きました。私、基本的に実写の吹き替えって好きじゃないんです。今回もそのせいでコナンくんの行動が著しく制限されてしまい、江戸川コナン特有の活動的なキャラが出てなかった気がしてイマイチ。でも子役の二人は可愛くてマルです!

宮野志保にはこれまた驚きました。香椎由宇さん、雰囲気ばっちりですね!でも何だか目が前と違うような…もっと切れ長でスッとした目だったのに…いや、メイクと髪型のせいでそう見えたのかもしれませんね。彼女が前髪を下ろした姿を見たことがなかったので、ものすごく新鮮でしたよ。

しかし個人的にはキャラクターというか設定面がイマイチ気に入りませんでした。そもそも工藤新一とシェリーが対面したことって原作ではほとんどなく(『黒の組織との再会』のラストで遠巻きに見たくらいじゃないかな)、今までは勝手に空想していた部分だったから素直に受け入れられないのかも。

特に宮野志保が新一くんに抱きつくシーンは「違う!」と思っちゃいましたねぇ。あの場面、怖いからといって抱きつくことで時間を浪費し、結果として新一くんまで危険にさらすような真似はシェリーならしないと思うな。満月SPの時、予備の追跡メガネを隠してまでわざわざベルモットの前に単身で乗り込んできた彼女ですから、もっと知的であってくれないと困るんです。蘭ちゃんに誤解をさせるような演出をしたいがためだと思うので、そのへんちょっと白け気味?蘭ちゃんがシェリーを助けるシーンはよかったですけどね。

小栗旬さんは今回コミカルさとキザっぽさが足りなかったような気がしますが、相変わらず声が素敵です。黒川智花さんは前よりもハマってたんじゃないかな。この二人、身長差を考えなければなかなかいい雰囲気で、実際蘭ちゃんってあんな風に健気なんだろうなぁと思いますよね。前回の地元刑事からめでたく昇格した新生目暮警部もよかったし、徹底した悪役ぶりのミス・ジャパネスクもよかったし、役者さんについてはドラマを最大限に盛り立ててくれたのではないでしょうか。

名探偵コナンの複雑な設定を加味しながらドラマを作るのは難しいんですね。黒の組織モノのようにストーリーが核心に迫ってくるとなおさら。というわけで今回はかなり辛口評になってしまいました。普通に推理ドラマとしては十分面白いと思うので、どうか悪しからず。

来年から始まる『赤と黒のクラッシュ』はスゴイ!タイトルの意味を考えると「え、そこまで一気にやっちゃうの?」という感じ。一体何編のシリーズになるんだろう…

09:16 | 名探偵コナン> 考察&雑談 | | コメント (0) | トラックバック (1)
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名探偵コナン ドラマスペシャル「工藤新一の復活! 黒の組織との対決」 from 瑞原唯子のひとりごと [2007/12/21 22:17]
しょっぱなから大爆笑でした。すごい渋く決めてるところ悪いんですが、何のコント? コスプレ大会?(爆)。ジンのあの髪はないよなぁ。日本人の肌の色に銀髪ってあ...
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ありがとうございましたm(_ _)m




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