2005/04/26

事故か犯罪か?JR快速列車脱線

昨日(4月25日)の朝、通勤ラッシュのピークを少し過ぎた頃、兵庫県尼崎市のJR福知山線で起きてしまった脱線事故。数ある乗り物の中でも電車は一番安全だという考え方が一般的ですが、そんな思考が一蹴されてしまうほどショッキングなニュースでした。最初はこんなにも大きな事故とは思っていませんでしたが、そのうちどのチャンネルでも事故のニュースで持ちきりになり、JR西日本の記者会見が何回も行われ、画面の見出しに書かれる被害者の人数がどんどん増えていき・・JR史上最悪とまで言われる大惨事となってしまいました。

丸一日以上経過した現在も、渦中の運転士はまだ押し潰された先頭車両から救出されていません。原因究明に不可欠な運転士の証言がとれない・・という最悪の事態も考えなくてはなりません。

原因は一体何なのでしょう。経験の浅い運転士、遅れを取り戻すためのスピード超過、300Rのカーブ、線路の粉砕痕・・
どこかの局で「脱線の原因として、線路・車両・運転の三つが考えられるが、いくつかの要素が重なってこのような大惨事になったのではないか」という専門家の話を聞きました。つまり、事故の大きさからして、どれか一つとは考えられないということなのです。線路への置石など、人間の故意が加わったのであれば立派な犯罪ですし、問題視されている運転士の事故当時の状態もポイントになってくるのでしょう。

何にしても、これだけ多くの犠牲者が出てしまったのは紛れもない事実ですから、今は一刻も早い原因の解明が待たれます。

22:22 | デイリーライフ> 時事 | | コメント (0) | トラックバック (1)
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尼崎の列車事故に見る社会の歪 from バトラーくんの経済論 [2005/05/02 13:55]
死者100名を超す大惨事となった尼崎の列車脱線事故は、懲罰を恐れる運転手がスピード超過による操作ミスを主原因とした複合事故との見方が有力になってきました。お亡くなりなった方やそのご遺族の方々に心からお悔やみを申しあげます。 この事故を通じて感じたのは主に2点です。 まずはJR西日本という組織に対して。 会社が開く会見では早々に「置き石」の可能性を示唆し、また時速120キロしか出ない列車の事故に対して、時速133キロ以上ないと構造上脱線しないという情報を流しました。結果的には、いずれも間...
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ありがとうございましたm(_ _)m




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