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ゴールデンウィークの旅行中、日本一の大きさを誇る琵琶湖畔の旧城下町、彦根を訪れました。彦根には親戚がおりまして、新緑の彦根城まで自転車を借りてサイクリングしてきたので、ご紹介したいと思います。

彦根の藩主と言えば幕末の大老井伊直弼が最も名高いですが、彦根城の誕生は戦国時代の終わりを告げる関が原の合戦まで遡ります。徳川家康の重臣であった井伊直政は関が原の合戦の活躍により、敗将石田三成の居城であった佐和山城を与えられますが、戦国時代に難攻不落の名城とされた佐和山城も、落城時の惨状が激しく、新しき時代にはそぐわない立地条件でした。そこで直政の子、直勝・直孝により築城されたのが彦根城で、石田三成の佐和山城はもとより、浅井長政の小谷城、豊臣秀吉の長浜城からも部分的に移築されたと言われています。
関東人のくせに家康よりも石田三成公が好きな私にとっては大変興味深いお城であり、現存するお城の中では日本一のお城と言っても過言ではありません。

他に「彦根城博物館」では貴重な歴史遺産を見ることができますし、南へ伸びる「夢京橋キャッスルロード」は江戸時代の通りを現代風に整備しつつ再現し、お土産店やお食事どころが立ち並んでいます。
写真は彦根城の美しい天守閣と、北東に造られた庭園「玄宮園」を写したもの。見渡す限り、まぶしい新緑の風景が広がっていました。聞くところによると、玄宮園の紅葉は大変見事だそうですよ。