STEP by STEP

最近ゲームやってないなぁ。やる時間がないんだよなぁ。これが理由かどうかは不明ですが、懐かしのゲームコーナーもちょっぴり久しぶりの登場。X1時代がだいたい片付き（本当はまだ細々ありますが）、ゲームの思い出はこの後、PCではX68000、ゲーム機ではファミコンへと続いていきますが、今日は子供の頃大流行したゲーム＆ウォッチを思い出してみたいと思います。

ゲーム＆ウォッチとは、任天堂が1980年に発売した小型ゲーム機。ゲームと時計が一緒になっていることからネーミングされたのでしょう。少し前にゲームボーイミクロが発売されたので説明しやすいですが、全体のイメージとしてはあれをもう少し薄くした感じです。現物が残っていれば写真を載せたかったんですけどね、実家に聞いてみても脈はなさそうでした。多分捨ててはいないと思うのですが…。

ゲームボーイミクロと決定的に違うのは、一つのハードにつき一つのゲームしかできないということ。液晶はもちろん白黒、ボタンは画面の左右に一つずつなので、動作は右と左の平行移動のみということになります。当時としては物珍しい携帯型ゲーム機でしたから、さすがにお値段も結構よくて、一台5000円くらい。初期型と画面が大きくなったタイプがあり、大きい方はもう1000〜2000円くらい高かったように記憶しています。

私は「ヘルメット」と「パラシュート」という二台のゲーム＆ウォッチを買ってもらい、良くやっていました。二台も持っていたら友達にうらやましがられる時代だったいうのが信じられませんねぇ（苦笑）
どんなゲームかを簡単に説明すると…「ヘルメット」は空から降ってくるトンカチやスパナをよけながら、はじっこにある家のドアに入るという動作を延々と繰り返すゲーム。どうしてあんなものが落ちてくるのか、はたまたヘルメットをかぶっているのにどうして当たると死んでしまうのか、子供心に非常に不思議でしたよ。「パラシュート」の方は大画面タイプで、「ヘルメット」に比べると描写も手が込んでいました。ヘリコプターからパラシュートをつけた人が落ちてくるので、ボートを動かしてこれまた延々とキャッチするという内容です。そうそう、たまに木に引っ掛かって落ちてくるというフェイントもありましたっけ。

このゲーム＆ウォッチ、何をもってクリアというかは難しいのですが、当時一般的に広まっていたのは「999点」を突破すること。なぜなら、得点が三桁表示なため999点を超えると0に戻ってしまうからです（爆）

任天堂のゲーム＆ウォッチではないのですが、「悪霊の館」というゾンビとかミイラとか悪霊を倒していくゲームも持ってましたっけね。同じような携帯型ゲーム機ですが、少し後の時代の話でスペックはかなりアップ！折りたたみ式で両面スクリーンな上にソーラーパワー付き、ボタンももう少し増えていたような気がします。

今となっては信じられない事だらけなんですけど、いやー懐かしいなぁ。もう一度やりたいなぁ。思えば任天堂は、このゲーム＆ウォッチの成功や当時アメリカで大流行だった家庭用ゲーム機の流れを受けて、国民的大ヒット商品となったファミリーコンピュータ（1983年発売）を生み出したのですね。なかなか感慨深いものがあります。