2006/02/01

負の歴史を語る島 -あったか沖縄紀行その1-

セントレアを飛び立った飛行機の行き先は、常夏の島、沖縄。
沖縄というと夏に行くイメージがありますが、冬なら台風も来ないし暖かいし、海で泳ぐことにこだわらなければ最高なんです。沖縄に行くのはこれが4回目かな。からだに良くて美味しい食べ物と美しいエメラルドの海。ああ、毎回のことながら感激!

最初に沖縄に興味を持ったのはやはり歴史でしょうか。あまりにも悲惨な戦争の歴史を持ち、膨大な面積の米軍基地を抱える島。私にとって大量の血で染まった沖縄もグアムもサイパンも、とうていリゾートなどとは思えない場所だったのですが、昔をいつまでも引きずってはいけないんですよね。もちろん歴史を忘れてもいけないのですが、沖縄の人たちがメインの商業として観光を推進しているなら、それもありかなと思うわけです。

実際、沖縄って人も風景ものどかなんですよ。細長い土地に海と山が混在して起伏も激しい地形なのに、どうしてこんなに落ち着くんだろうって不思議なくらい。冬でもあったかいですしね。今の季節でも最高気温が20度近くまで上がる日もあります。

首里城正殿主要な観光名所は過去何回か行っていますが、今回はお義父さん・お義母さんと一緒にもう一度回ってみました。「首里城」もその一つ。中国の色が濃い琉球王国のお城で、防御のためではなく政の中心であり権力の象徴のようなお城です。今や全く流通しなくなってしまいましたが、二千円札に描かれている守礼門は有名。御殿の中は有料で、日本のお城のように靴を脱いでぐるっと見て回れるようになっています。一面真っ赤な柱に圧倒されますし、金色に輝くきらびやかな玉座も圧巻ですよ!

首里城の近くには、沖縄県立博物館や竜潭(りゅうたん)と呼ばれる池、そして沖縄戦の第32軍司令部壕などがあるのですが、この司令部壕にはショックを受ける人も多いかも。どこにあるか分からないくらいひっそりと残っていて戦慄が走ります。一方、豊見城(とみぐすく)にある海軍をまつるお墓には大きな公園が造られ、それはそれは立派なもの。沖縄ではいかに陸軍への恨みが強いかを思い知らされますね…。最南端の糸満市へ南下すると、ひめゆりの塔や平和祈念公園があり、負の歴史を語る沖縄を目の前にしてさらに悲しく複雑な気持ちになります。

ひめゆりの塔のすぐ近くに「琉球ガラス村」という琉球ガラスのお店や体験コーナーがあるのですが、ここはおすすめ!手作りガラスのお皿やグラスやアクセサリーなどが大変豊富で、シーサー(獅子の守り神)の焼物もたくさん売っています。我が家の琉球びーどろラインナップもどんどん増えてるんですよ。

そうそう、肝心の食べ歩き情報はそのうち(多分1ヵ月後くらい^^;) ぐるMajor の方に載ると思いますので、そちらもお楽しみに。

12:31 | デイリーライフ> スポット | | コメント (0) | トラックバック (1)
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ありがとうございましたm(_ _)m




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